介護のお仕事
総務担当の大塚は介護初任者研修修了者の資格を持ち、介護職として施設勤務経験を持ちます。
先日より、依頼をいただいてとある事業所の高齢者向けデイサービスに介護員として関わらせていただいています。
施設入居の方と異なり普段はご自宅で過ごされている方がご利用者様なので、自立度(日常の動きに助けがどれだけ必要なのかを示す度合いのことです)が高い人が多いのですが、一人暮らしの方やご家族と同居されていても日中はひとりで家にいらっしゃる方がほとんどです。みなさん何よりも職員や他のご利用者様との会話や交流を楽しみにいらっしゃっています。
帰る時間が近くなると「楽しかったけど疲れるわねえ」とみなさんおっしゃいます。他人と一緒にいるというのはなかなか疲れるものです。それが歳を重ね、不自由な部分が増えてきたらなおさらです。人に合わせるということが難しく面倒なものになってくるでしょう。
けれども、誰かと関わり合ってこそ喜びも楽しみも見つけていくことができるのではないでしょうか。ご利用者様はみなさん「ここにこない日は誰とも喋らないこともある。その時はつまらないというより寂しいし生きている気がしないわよ。ここにこれるのは幸せね」と話してくださいます。
動作や言葉、意思の疎通が難しい状態になっても、全く誰とも関わらずに生きていくことはないでしょう。また、そのような状態の方であっても意思を汲み取り、関わらせていただく。介護のお仕事とはそういう難しくも素晴らしいお仕事だと日々実感しています。
自分に降り掛からないとわからない介護の世界かもしれませんが、お仕事としてもお身内のこととしてもすぐ身近にある世界です。ぜひ興味を持っていただきたいと思い記事にしました。
また、介護のお仕事やサービスを受けることに疑問や興味がある方がいらっしゃいましたらどうぞお声かけください。お待ちしています。